呼吸器内科
睡眠時無呼吸症候群とは?【妙蓮寺駅の内科・呼吸器内科|妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニック】
こんにちは。
「妙蓮寺駅」より徒歩約6分の内科・呼吸器内科【妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニック】です。
今回は「睡眠時無呼吸症候群」について詳しく解説させていただきます。
睡眠時無呼吸症候群の概要
眠っている間に舌が喉に落ち込むなどの理由で空気の通り道(気道)が塞がって息ができなくなり、日中の眠気などの症状が出る病気です。
平成15年に山陽新幹線で運転士が居眠りをしたまま運転して岡山駅で緊急停止した事故で睡眠時無呼吸症候群が広く知られるようになりました。
また平成24年には関越自動車道で走行中のバスが運転手の居眠りにより乗客が死傷した痛ましい事故を覚えていらっしゃる方も多いと思います。
睡眠時無呼吸症候群の症状・発症リスク
いびき、寝ている間に息が止まる、起きたときの頭痛、眠気、疲労感などの症状があれば睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
肥満、加齢、男性、飲酒などが発症リスクで、なかでも肥満が一番関与しています。
また夜間頻尿でお悩みの方で睡眠時無呼吸症候群が背後に隠れているケースがあり、睡眠時無呼吸症候群の治療で頻尿が良くなる方もいらっしゃいます。
睡眠時無呼吸症候群の頻度
睡眠時無呼吸症候群の頻度は50歳代の男性で10~20%、女性で10%弱が睡眠時無呼吸症候群というデータがあり決して少なくはありません。
睡眠時無呼吸症候群の合併症
睡眠時無呼吸症候群を治療しない場合、高血圧、糖尿病、うつ病などの発症や悪化の原因になることがわかっています。
治療することにより脳出血・脳梗塞・心筋梗塞を起こす確率を減らすことがわかっています。
睡眠時無呼吸症候群の検査
まず問診で症状が当てはまるかを確認します。
可能性がある場合は睡眠中の無呼吸の頻度を測定する検査(睡眠ポリグラフ検査:PSG)を行います。
これは睡眠中の鼻や口からの呼吸の頻度や脳波、目や胸の動き、血液中の酸素濃度などを測る電極を身体に付けて一晩眠っていただく検査です。
一般的には総合病院で入院で行う必要がありますが、当院ではご自宅で入院と同等の精度で検査が可能な装置を導入しておりお手軽に受けて頂けます。
検査装置をご自宅に郵送し、寝る前にご自身で装着します。
検査が終わったら(翌日の朝)取り外し、検査装置ごと送り返していただくだけです。検査費用は3割負担で13、000円程度です。
自宅でできる睡眠時無呼吸症候群の検査装置:株式会社フィリップス スリーププロファイラー
睡眠時無呼吸症候群の治療
睡眠中に呼吸が止まらないように機器を使って鼻に空気を送る治療(CPAP)になります。
健康保険を使って機器のレンタルが行えます。3割負担で5、000円/月程度です。
睡眠時無呼吸症候群の通院頻度
睡眠中にきちんと無呼吸が抑えられているか、マスクの装着は適切かなどの情報が患者さんの機器からインターネット経由で当院に送信されます。
データのチェックと設定の調整などのために毎月診療が必要ですが、安定している場合は通院頻度を3ヶ月に1回まで延長することができますので通院の負担を減らすことができます。
受診と受診の間の期間は機器から送られるデータを当院で遠隔でチェックしていますのでご安心ください。
この場合は機器の毎月レンタル代は3ヶ月毎の受診時にまとめてお支払いいただく形になります。
まとめ
東急東横線妙蓮寺駅から徒歩6分の【妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニック】では総合内科専門医・呼吸器専門医が在籍しており自宅での睡眠ポリグラフ検査やCPAP治療が可能です。
夜間のいびきや呼吸停止、日中のねむけでお悩みのかた、健診・ドックで睡眠時無呼吸症候群の可能性があると指摘されたかたはぜひご相談ください。