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喘息が夜や明け方に悪化する理由は?息苦しさを和らげるための予防策と治療法

こんにちは。
「妙蓮寺駅」より徒歩約6分、横浜市港北区の内科・呼吸器内科【妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニック(旧 露木クリニック)】です。
 
喘息の症状を引き起こす要因としては、個人差はあるもののもっとも多いのが風邪(ウイルス感染)で、次いで天候・気温の変化が挙げられます。
原因は多岐にわたりますが、季節の変わり目や急な気温変化にも十分注意が必要です。


参照:厚生労働省「気管支喘息」p10 >

 
また、日中は落ち着いていた喘息の症状も、夜間や明け方に悪化して息苦しい思いを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どうして喘息は夜や明け方にひどくなってしまうのでしょうか。
さらに、症状を和らげるためにはどのような予防策や治療法があるのでしょうか。


妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニックの呼吸器内科 >

 
 

炎症が強まり気道が狭くなることで喘息の発作が起きる

喘息は、気道が炎症を起こして咳や痰、息苦しさ、呼吸時の「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)などの症状があらわれる病気です。
夜間や明け方に症状が悪化しやすいのには、いくつかの要因があります。
 

副交感神経の働き

夜間には、副交感神経の活動が活発になります。
副交感神経は身体を休めるときに優位になる神経で、リラックスや消化促進などに関わります。
しかし、副交感神経が優位になることで気道の平滑筋(へいかつきん)が収縮し、気道が狭くなるため、喘息の発作が起きやすくなります。
 

室内環境の変化

夜間は室内の温度や湿度が下がり、乾燥や冷たい空気が気道を刺激して発作を誘発しやすくなります。
また、寝具や枕に含まれるダニやほこりなどのアレルゲンが夜間に気道に入り込み、症状を悪化させることも少なくありません。
 

寝る姿勢の影響

横になると、重力の影響で気道まわりが圧迫され、呼吸がしづらくなる場合があります。
特に仰向けで寝ると気道が狭くなりやすく、喘息の症状が悪化しやすいのです。
   

夜間の喘息症状を和らげるための予防策

喘息の症状が夜間や明け方に悪化しないよう、以下の予防策を取り入れてみましょう。
 

定期的な治療と薬の管理

喘息の治療は、症状が軽快していても継続することが大切です。
医師の指示に従い適切な吸入薬や予防薬を使うことで、発作のリスクを抑えられます。
 

寝室の環境を整える

寝室の清潔を保つことも重要です。
適切な湿度を心がけ、空気清浄機などを活用してダニやほこりを減らし、清潔な状態を維持しましょう。
 

寝る姿勢を工夫する

仰向けは気道が圧迫されやすいため、少し横向きで寝ると呼吸が楽になる場合があります。
また、枕を高めにして頭を持ち上げると気道が確保されやすく、息苦しさが和らぐことがあります。
   

「喘息」は症状が悪化する前に適切な治療を受けましょう

夜間に喘息の症状が悪化した場合は、できるだけ早い対応が大切です。
お一人お一人で、呼吸が楽になる姿勢は異なりますので、安静を保ちつつ吸入薬を使用します。
温かい飲みものを摂るなどで喉を潤し、身体をあたためるのも一つの方法です。
それでも症状が悪化する際は、救急受診も検討してください。
 
横浜市港北区の【妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニック(旧 露木クリニック)】では、「町のかかりつけ医」としてさまざまな内科症状を診療しています。
喘息が疑われる方には、息を吐くだけで気道炎症の程度を把握できる「呼気一酸化窒素測定器」での検査を行い、診断や治療効果の確認に役立てています。
症状が悪化する前に、予防や管理に取り組み、適切な治療を受けましょう。

妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニックへのアクセス >

 

 

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