呼吸器内科
女性の頭痛や不眠……睡眠時無呼吸症候群が原因かも?見逃しがちなサインとは

こんにちは。
「妙蓮寺駅」より徒歩約6分、横浜市港北区の内科・呼吸器内科【妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニック(旧 露木クリニック)】です。
「朝から頭が痛い……」「しっかり寝られなくて疲れがとれない」
など、このような症状に悩んでいる女性の方がいらっしゃったら、もしかするとそれは「睡眠時無呼吸症候群」が原因かもしれません。
睡眠時無呼吸症候群は、一般的に男性に多い病気とされていますが、更年期によるホルモンバランスの変化が影響し、女性も発症する可能性があります。
特に頭痛や不眠といった睡眠時無呼吸症候群のサインである症状があらわれても、年齢的なものとして見逃されるケースもあるのです。
今回は、閉経後の女性に多い睡眠時無呼吸症候群の特徴について説明します。
更年期以降は女性も睡眠時無呼吸症候群のリスクが上がる
睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に舌が喉に落ち込んで空気の通り道である気道が塞がり、呼吸が止まる病気です。
呼吸が止まると身体が酸素不足になり、睡眠の質が低下して、日中の眠気や疲労感が強くなるのが特徴です。
一般的に、睡眠時無呼吸症候群と診断されるのは男性のほうが多い傾向にあります。
けれども、ある大学の調査によると、睡眠時無呼吸症候群を発症する男性は50歳代が一番多い一方、女性の場合は60歳代が一番多くなっているのです。
また、睡眠時無呼吸症候群を発症している女性を閉経前後で比較すると、閉経後の女性の方の割合が70%と多いことがわかっています。
参照:J-STAGE 耳鼻咽喉科臨床99巻2号「女性の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の臨床的検討」p135 >
女性の睡眠時無呼吸症候群、見逃されがちな症状
睡眠時無呼吸症候群の男性のおもな症状として、「いびき」や「日中の強い眠気」があります。
それに対して、女性はいびきが目立たないケースも多いため自覚しにくいのが特徴です。
女性の場合は、
・朝の頭痛
・不眠
・日中の疲労感や集中力の低下
などの症状を訴えることが多い傾向にあります。
これらの症状は、更年期障害の症状とよく似ているため、睡眠時無呼吸症候群が見逃されるケースも少なくありません。
どうすれば改善できる?頭痛や不眠が続くなら早めの受診を!
女性の睡眠時無呼吸症候群は、いびきが目立たないケースも多く、気づかれにくいのが特徴です。
けれども、起床時からの頭痛や不眠、疲労感などの症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
特に、更年期の女性はホルモンの影響でリスクが高まるため、早めの対策が重要です。
横浜市港北区の【妙蓮寺つゆき内科呼吸器クリニック(旧 露木クリニック)】では、睡眠の深さや睡眠中の異常な動きを評価する「睡眠ポリグラフ検査(PSG)」を自宅で受けることが可能です。
また、当院では、睡眠時無呼吸症候群の治療で、機器を使って鼻に空気を送る「CPAP(シーパップ)」を導入しています。
男性はもちろんのこと、女性の方も「もしかして、これは睡眠時無呼吸症候群かも?」と感じたら、当院までご相談ください。
適切な検査と治療で、快適な睡眠と健康を取り戻すサポートをさせていただきます。
